焙煎にこだわるナッツ屋さん
こんにちは、ナッツマイスターの岡本(@mynuts_onegrain)です!
普段、何気なくおやつ、お酒のおつまみとして食しているアーモンドですが、世界的に見ると100以上のアーモンドの種類・品種があるのはご存知でしょうか。
本記事では、日本国内に流通しているアーモンドの種類・品種や違いについて解説をします。
なるべく専門用語は使わず、丁寧にわかりやすく解説をしていきます。
では、早速、解説に移っていきます。
アーモンドの種類は大きく以下2つに分類されます。
【アーモンドの種類】
まずは、この2つのアーモンドの違いについて知っていきましょう!
一般的に、食用として流通しているモノがスイートアーモンドです。
スイートアーモンドには、最も人気のあるノンパレル種をはじめ、数多くのスイートアーモンドが存在します。
中には、スイートアーモンドを使用したアーモンドオイルなども存在します。
ここでは、食用で栽培されているアーモンドがスイートアーモンドと覚えておくと良いかと!
野生種のアーモンドと言われ、主に食用としてではなく、薬やオイル、着香料の原料として使われています。
苦味を感じるアミグダリンという毒素を含み、一定以上を摂取してしまうと有毒と言われています。
ちなみに、日本への食品輸入としては禁止されています。
アミグダリンについて、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
ここでは食用以外のアーモンドは、ビターアーモンドと覚えておくと良いかと!
ここでは、食用とされているスイートアーモンドの種類に絞って、ご紹介していきます。
冒頭でもお伝えした通り、世界中には100以上のアーモンドの種類がありますが、日本国内に流通している代表的なアーモンド5つをピックアップします。
以下では、各アーモンドの違いがより理解しやすいように特徴や写真を使って、わかりやすく解説していきますね!
特徴としては、アーモンドの表面が滑らかで、平べったく、アーモンドの甘味を味わうことができる人気の品種です。
【スマホで撮影したアーモンド(ノンパレル種)】
大手製菓メーカーも素焼きもアーモンドもこの品種!
ノンパレル種に続いて、2番目に流通量が多いのが、このビュート種です。
特徴としては、粒が小さく、少し丸みを帯びた肉厚のアーモンドです。ノンパレル種と比較して、味わいが濃厚で後味も残ります。
【スマホで撮影したアーモンド(ビュート種)】
上記、2つの品種と比較して日本国内では流通量が少ないです。
カーメル種は、一般的にノンパレル種と近い品種と言われています。
特徴としては、形状が若干細く、はっきりとした風味です。
【スマホで撮影したアーモンド(カーメル種)】
スペイン産のアーモンドに多いのがこの品種です。
巷では、『アーモンドの女王』と呼ばれ、高級アーモンドの位置付けとされています。
特徴としては、平べったく、丸みを帯びている形状が特徴的で、力強い風味を感じつつも苦味もあります。
【スマホで撮影したアーモンド(マルコナ種)】
粒が大きく、殻が硬い品種です。
特徴としては、粒の形状にバラつきが多い為、主にアーモンドの加工品として使われています。
例)アーモンドプードルやペースト、スライスなど
日本国内ではほぼ流通していませんが、その他にもソノラ種、フリッツ種、プライス種、ピアレス種、パドレ種、ミッション種など、数多くのアーモンドの種類・品種が存在します。
一般消費者には、あまり知られていないのですが、アーモンドには等級が存在します。
具体的な解説に入る前に、まずはアーモンドにおける原産国別輸入数量の構成比を見ていきましょう!
【原産国別輸入数量(アーモンド)2018年】
参考元:ナッツ類の輸入-東京税関-
余談ですが、日本国内ではほぼアーモンドの栽培が行われていません。趣味で家庭菜園として、アーモンドを育てている方は結構多かったりしますよ!
つまり、日本を問わず、多くの国ではアメリカからの輸入に頼る形で、私たちの食卓に運ばれてくる訳です。
アメリカから輸入されるアーモンドが圧倒的に多いことから、ここに着目してアーモンドの等級制度について解説をしていきます。
アメリカ合衆国農務省では、アーモンドを大きく以下5つの等級に分類をしています。
等級が高い順に並べています!
つまり、U.S.ファンシーが最高品質という訳です! 日常的にアーモンドを購入している人は、どれか一つくらいは聞いたことがあるかもしれません。
ちなみに、日本国内ではU.S.ファンシーはほぼ流通しておりません。収穫量が少なく、アメリカ本国で消費されてしまう為です。
よって、日本で流通しているアーモンドの等級で最も最上位ランクなのが、U.S.エクストラNo1ということになります。
実際に、自家焙煎を行っていた私からリアルにお伝えすると、ここの差はとても大きいです。
ナッツのローストは、とても繊細で数秒のロースト時間だけも風味に大きな影響を与えます。
つまり、形が崩れているものをローストしてしまうと、ナッツ本来の風味・カリッとした食感が上手く出せないということでもあります。
極端にアーモンド状態が悪いものローストすると、変な苦味が出てしまうこともあります。
様々な方法でローストした経緯もあり、ここは特に奥が深いと感じています。
以上のように、世界にはたくさんのアーモンド種類・品種が存在します。
まずは、最も人気かつアーモンドの風味を感じられるアーモンドノンパレル種がおすすめですよ!
当ショップ『Myナッツ(ナッツ専門店)』でも、アーモンドノンパレル種、最高ランクのエクストラNo1の取扱いがございますので、ご興味がある方は是非見に行ってみてください。
また、当ブログではナッツに関わる気になる疑問や知識についてアウトプットしていますので、是非ご参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事では、アーモンドにおける5つの健康効果と3つの美容効果について詳しくまとめております。また、具体的な研究内容をもとに、なるべく専門用語を使わずにわかりやすく解説をしております。アーモンドは、男性・女性どちらともおすすめできるスーパーフードです。是非ご参考にしてみてください。