焙煎にこだわるナッツ屋さん
こんにちは、ナッツマイスターの岡本(@mynuts_onegrain)です!
普段、コンビニやスーパー、ドラッグストア、ネットショップなど、どこでも購入することができる馴染みのあるアーモンドですが、アーモンドの花や果実を見たことはありますでしょうか。
『アーモンドの花...!?』という反応をする方もいらっしゃるでしょう!
今回は、アーモンドが育つ過程というテーマでわかりやすく解説をさせていただきます。
早速、解説に移っていきます。
アーモンドはバラ科・サクラ属の種実類に分類され、果実の中にある種が普段、私たちが日常的に食べているアーモンドです。
毎年、3月上旬(春)ごろにアーモンドの花(桜の花に似ている)を咲かせ、5月〜7月にかけてアーモンドの果実が育ち、8月ごろに収穫時期を迎えます。
アーモンドが育ちやすい環境として『温暖で乾燥した地域』が適すと言われています。
アーモンドの栽培が盛んな地域としては、アメリカ(カリフォルニア州)や ヨーロッパ地中海沿岸地域、オセアニアです。
しかしながら、日本で流通しているアーモンドのうち約9割はアメリカからの輸入となります。
つまり、私たちが普段食べているアーモンドのほとんどがアメリカ産地のモノとなります。
以下の記事では、アーモンドの種類や品種について詳しくまとめておりますのでご興味がある方は是非ご参考にください。
→アーモンドの種類・品種まとめ〜等級についても徹底解説〜
日本はアーモンドの栽培に適す環境ではないので原産地が日本というのはほぼありません。
国産表記のアーモンドは加工所(ロースト)している場所が日本というだけで、決して原材料が日本ということではありません。
アーモンドの花をご覧になったことがある方に問題です!
どちらがアーモンドの花かわかりますか?
アーモンドの花をまだ一度も見たことがない人も是非参加してみてください。
①
②
早速、答え合わせになりますが...
②
正解することはできましたか?
早速ではありますが、アーモンドの花と桜の花の見分け方について解説をします。
アーモンドの花と桜の花はどちらも春頃に開花する点や同じバラ科・サクラ属に分類されることからとても形状が似ております。
ここでは、アーモンドの花と桜の花の見分け方についてわかりやすく解説させていただきます。
見分けるポイントは大きく3つあります。
早速、一つ一つ見ていきましょう!
アーモンドの花と桜の花を区別する方法として最もわかりやすいのがこの花柄(かへい)です。
花柄について言葉でも説明するよりも、画像でお伝えした方がわかりやすいかと思いますので、まず以下の画像をご覧ください。
【花柄の解説画像】
上記画像のように、茎や花軸から枝分かれしている部分を花柄と呼びます。
では、ここでもう一度、先ほどの問題に戻って、アーモンドの花と桜の花の写真を比べてみてください!
もうすでにお気づきの方もいるかと思いますが、アーモンドの花の場合、この花柄がなかったり、とても短い特徴があります。
※アーモンドの品種によって異なります。
一方で桜の花は、この花柄の部分が長い特徴があります。
つまり、アーモンドの花と桜の花は花柄によって区別することができるのです。
アーモンドの花と桜の花を区別する2つ目の方法としては花の大きさです。
実際の現物を比較してみないと少々わかりにくいのですが、桜の花と比べてみるとアーモンドの花の方が若干大きいというのが特徴的です。
ご興味がある方は是非、桜の花びらとアーモンドの花びらを比べてみたらいかがでしょうか。
アーモンドの花も桜の花も春頃に開花する植物ではありますが、厳密に言うと開花時期が微妙に異なります。
桜の花と比較するとアーモンドの花の開花時期の方が早い傾向にあります。
アーモンドの花の開花時期は3月上旬ごろに対して、桜の花は3月下旬ごろとなります。どちらも品種によって若干、開花時期は異なりはありますが覚えておくと良いでしょう。
ここではよりイメージが湧くようにアーモンドの開花時期から収穫時期までの一通りの流れを年間スケジュールに落とし込みさせていただきました。
【アーモンドの開花時期から収穫時期までの流れ】
3月中旬から下旬にかけてアーモンドの花が開花される訳なのですが、この時期の天候は収穫量に大きく関わる為、とても重要な月とされています。
一般消費者にはあまり知られていませんが、アーモンドは農作物となる為、この収穫量によっては価格も大きく変動してきます。
アーモンドの開花状況はその年の収穫量を予想する為の貴重な情報となるため、花の膨らみ具合によって、それぞれ名前がついております。
アーモンドには大きく7つの開花状況によって名称がついております。
アーモンドの開花状況は以下7段階に分けられています。
早速、一つ一つ見ていきましょう!
①グリーンチップ
アーモンドの花がまだ緑の蕾(つぼみ)の状態のことを指します。
②ピンクバド
アーモンドの花がピンクの蕾(つぼみ)の状態のことを指します。
③ポップコーン
ピンクの蕾状態から上記画像のように少し開いてきた状態をポップコーンと呼びます。
ポップコーンに似ていることからこちらの名前がついたようです。
④ブルーム
アーモンドの花が満開になった状態をブルームと呼びます。
⑤ペタルフォール
上記画像では少々わかりにくいかと思いますが、アーモンドの花が散った状態をペタルフォールと呼びます。
⑥ジャケット
上記画像のように、アーモンドの花びらが散り、萼(がく)だけ残った状態をジャケットと呼びます。
⑦アウトオブジャケット
アーモンドの花の萼がとれ、果実だけ残った状態をアウトオブジャケットと呼びます。
以上、アーモンドの花は7段階に分けて名称がついております。
ここでは、アーモンドの花についての疑問をお答えしていきます。
アーモンドの花に関わる3つの疑問をこちらで用意しました。
では早速、一つ一つ見ていきましょう!
アーモンドの花は日本で見ることができます!
日本でアーモンドの花を見れるスポットはいくつかありますが、有名どころですと静岡県のはままつフルーツパーク時之栖や白ふじの里(葉梨川周辺)、兵庫県の水辺の遊歩道 うおざき、神奈川県の丸山城址公園などで見ることができます。
可能です!
アーモンドを趣味感覚で自宅で育てている方はいます!Instagramで見たこともありますし、YouTubeでもアーモンドの育て方動画はありました。
ただ、食用として育てていても数十粒程度しか取れないので、あくまでも観賞用ということになります。
アーモンドは『花』と『実』の2種類、花言葉があります!
・アーモンドの花言葉
アーモンドの花の知識についてはしっかりご理解いただけたでしょうか?
当ブログでは、ナッツの知識についてできるだけわかりやすくお伝えすることを目的として記事を書いています。
ナッツで気になる情報がありましたら、是非【Myナッツ】で検索してみてください。
また、当ショップではナッツ専門店としてこだわりあるナッツをご提供しておりますので、ご興味がありましたら、是非見に行ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事では、アーモンドにおける5つの健康効果と3つの美容効果について詳しくまとめております。また、具体的な研究内容をもとに、なるべく専門用語を使わずにわかりやすく解説をしております。アーモンドは、男性・女性どちらともおすすめできるスーパーフードです。是非ご参考にしてみてください。