焙煎にこだわるナッツ屋さん
こんにちは、ナッツマイスターの岡本(@mynuts_onegrain)です!
スーパーフードとして世界的に人気のあるアーモンドですが、アーモンドとアレルギーの関係性についてはご存じでしょうか。
食物アレルギー疾患を持っている人や持っている可能性がある人には、特にアーモンド(ナッツ類)は注意しておく必要があります。
本記事では、アーモンドとアレルギーの関連性についてなるべく専門用語を使わずにわかりやすく解説をしていきます。
早速、解説に移っていきます。
アーモンドアレルギーについてより深く理解していただく為にも、まずは食物アレルギー全般について基礎知識を身につけていきましょう!
ここでは大きく4つのことについてわかりやすく解説させていただきます。
では、早速一つ一つ学んでいきましょう!
代表的な食物アレルゲンは以下の通りです。
【原因食物の内訳】
出典元:「食物アレルギー診療ガイドライン2016(2018年度改訂版)」
「鶏卵、牛乳、小麦」は最も多いことからも『3大アレルゲン 』とも呼ばれます。
実は、アーモンドを含んだナッツ類も代表的な食物アレルゲンとして挙げられています。
ここでは、食物アレルギーを持つ人の割合と特徴についてみていきましょう。
厚生労働省の発表では、食物アレルギーを持つ人は全人口の約1〜2%(乳児だけでは約10%)存在すると考えられています。
ここで特徴的なのは、食物アレルギーを持つ人は成人よりも圧倒的に乳児や子供が多いということです。
最も食物アレルギーが多い患者は0歳〜1歳と言われていますが、食物アレルギーは年齢が上がっていくとともに治っていくケースが多いのが特徴の一つでもあります。
一般的に食物アレルギーは、原因となる食物を摂取してから発症するまで数十分〜数時間の即時型の食物アレルギーもあれば、1〜2日後に発症する遅延型の食物アレルギーも存在します。
ここで注意しなければならないのが、即時型の食物アレルギーの発症です。
即時型の食物アレルギーの特徴として、原因となる食物を摂取して15分後〜30分後(遅くても2時間以内)発症すると言われ、場合によってアナフィラキシーショック(意識レベルの低下など)を起こすこともあると言われています。
食物アレルギーの症状は圧倒的に皮膚症状が多いと言われていますが、以下5つの症状が見られる場合はすぐに医療機関で診断してもらうことをおすすめします。
・【即時型食物アレルギーの5つの症状】
上記などの異変を感じたら早急に医療機関で診断を受けましょう。
食物アレルギーの対処法は一つで『原因となる食物を摂取しない』ことにつきます。
とは言ってもこれが難しいのです!
加工食品の販売においてアレルギー表示の義務(特定原材料)が法律で定められていますが、表示義務があるのは海老、かに、小麦、そば、 卵、乳、落花生(ピーナッ ツ)の7種類だけなのです。
例えば、アーモンド等(ナッツ類)を使用した加工食品は、アレルギー表示を推奨されているだけであって義務とされている訳ではありません。
よって、特定の食物アレルギーをお持ちの人が加工食品を食べる場合は、必ず販売元に原材料の確認をするようにしましょう。
早速本題に入りますが、アーモンドアレルギーとは食物アレルギーの中の一つで、主にたんぱく質を異物として認識してアレルギー発症が起きます。
体内に入ってきた異物から、自らの体を防衛しようと過敏な反応が起きる。つまり、この反応が食物アレルギーということです。
アーモンドアレルギーの症状としては、食物アレルギーと同様でかゆみ、じんましん、唇やまぶたの腫れ、嘔吐、吐き気、めまい、意識障害などが起きます。最悪のケースですと、アナフィラキシーショックを起こし死に至るケースも存在します。
アーモンドの素焼きや塩付きなど、アーモンドの形状を保った食品であれば、アーモンドアレルギーから避けることは容易ですが、問題なのがアーモンドを使った加工品です。
例えば、菓子類や料理、アーモンドミルク、アーモンドプードルをはじめとしたパウダー系になっている加工品等、消費者が思っている以上にアーモンドが使われた加工食品は多いです。
アーモンドアレルギーを引き起こさない為にも必ず知っておかなければならない重要な点として、『アーモンドの加工品はアレルギー表示の義務がない』ということです。
よって、食物アレルギーを持っているもしくは疑いがある人は、以下3つについて注意しておくことをおすすめします。
先ほどもお伝えしたように食品アレルギーの対処法は『原因となる食品を摂取しないこと』です。
以上3点については必ず注意しておきましょう。
アーモンドアレルギーの疑いや違和感を少しでも感じたら、早急に医療機関に足を運び診断をしてもらうようにしましょう。
また、食物アレルギーの症状の疑いがある前段階でも医療機関で診断することができます。
主に小児科やアレルギー科で食物アレルギーかどうかの診断が可能です。 食物アレルギーの発症となる原因食物が特定できない場合、食物経口負荷試験(しょくもつけいこうふかしけん)により、原因食物の特定ができます。
少しでもアーモンドアレルギー(食物アレルギー)の疑いがある場合は専門の医療機関で診断してもらうようにしましょう。
アーモンドとアレルギーの関係については理解できましたでしょうか。
当店は『Myナッツ』という焙煎にこだわったナッツ専門店を運営しつつも、ナッツの豆知識や最新のナッツに関わる研究内容などをわかりやすくまとめています。
今後、是非ご参考にしていただけると嬉しい限りでございます!
また、現在の取扱商品は以下から確認することが可能ですので、ご興味がある方はまずは見に行ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事では、アーモンドにおける5つの健康効果と3つの美容効果について詳しくまとめております。また、具体的な研究内容をもとに、なるべく専門用語を使わずにわかりやすく解説をしております。アーモンドは、男性・女性どちらともおすすめできるスーパーフードです。是非ご参考にしてみてください。